「営業代行を使いたいが、固定費のリスクは負いたくない」という企業にとって、完全成果報酬型は有力な選択肢になる。初期費用・月額固定費なしで、アポイントや商談などの成果が発生した分だけ費用が発生する仕組みのため、費用対効果を測りやすい。一方で会社によって単価設定や成果の定義が異なるため、比較のポイントを押さえておく必要がある。

完全成果報酬型とは

固定報酬型が稼働時間や人員数に応じて毎月一定額を支払うのに対し、完全成果報酬型はアポイント獲得や有効商談の成立といった、あらかじめ定めた成果が発生した時点でのみ費用が発生する。営業活動の効果が読みにくい初回導入時や、予算をかけずに効果検証したい企業に向く。

完全成果報酬型の営業代行会社比較

会社名目安単価特徴
アイランド・ブレイン16,500円/件固定費なしの一律料金体系、幅広い業種に対応
株式会社完全成果報酬15,000円〜/件BtoC訪問営業にも対応
リノアーク10,000円〜/件責任者クラスへのアポ獲得に強みがあるとされる
ディグロス8,000〜80,000円/件テレアポ代行の実績が豊富とされる
ルーツアルファ10,000円〜/件BtoB・BtoC双方に対応
ラクスルBPO40,000円/件(有効商談)初期費用なし・月1件から依頼可能、コールセンター構築・SFA提供までワンストップ

ポイント:単価の低さだけで選ぶと、質の低いアポイントが量産され、かえって商談化率が下がるケースもある。「アポイント」なのか「有効商談」なのか、成果の定義を事前にすり合わせることが比較の出発点になる。

一般的な相場観としては、アポイント1件あたり1〜4万円程度、成約時は売上の20〜50%程度をインセンティブとする設計が多い。単価だけでなく、成果の定義・対応業種・稼働開始までのリードタイムを併せて確認したい。

成果報酬型を選ぶ際に確認したいポイント

  • 成果の定義: 「アポイント」「有効商談」「受注」のどの時点で成果としてカウントされるか
  • リストの質: 会社側で架電リストを保有しているか、自社リストの提供が前提か
  • 月間の最低成果件数の縛り: 少数から試せるか、一定件数以上の契約が前提か
  • 単価の変動条件: 業種・商材によって単価が変わるか、固定か

こんな企業に向いている

  • 営業代行の利用が初めてで、まずは小規模に効果検証したい企業
  • 繁忙期・閑散期の波があり、成果が出た分だけコストを払いたい企業
  • 固定費を抑えつつ、商談機会を安定的に増やしたい企業

逆に、稼働の作り込みや長期的な戦略設計まで任せたいなら、固定報酬型や月額+成果報酬のハイブリッド型の会社が向く。

よくある質問

Q. 完全成果報酬型は本当に費用対効果が良いのですか A. 固定費が発生しない分リスクは低い。ただし単価が固定報酬型より割高に設定されている場合もあるため、想定件数をもとにトータルコストで比較するのが現実的だ。

Q. アポイントの質が低い場合、返金や交換はできますか A. 会社によって条件が異なる。成果の定義や再稼働の条件を契約前に確認しておきたい。

Q. 完全成果報酬型でも最低契約期間はありますか A. 会社によっては一定期間の契約を求められる場合があるため、事前確認が必要だ。

あわせて読みたい

費用や料金体系の判断に関わる記事を挙げておきます。

営業代行の費用・料金の記事は「営業代行の費用相場と料金体系(固定報酬 vs 成果報酬)」に一覧でまとめています。費用・選び方・導入手順をまとめて確認するには営業代行の検討ガイドが便利です。料金の一例として、ラクスルBPOは初期費用なし・有効商談1件4万円(税抜)の完全成果報酬型のBtoB営業代行(有効商談1件4万円)を提供しています。